【英文法】分詞をマスターして英作文のレベルを上げよう!

英語学習者

分詞っていまいち分かんないんだよね…

思っているほど難しくないよ!
ルールを覚えればすぐに理解できるよ!

「分詞」と聞くと、現在分詞、過去分詞が思い浮かぶと思いますが、なかなか使い方をしっかりと理解できている人は少ないかもしれませんね。

そんな人向けに、分詞について一から解説していきます!

こんな人におすすめ
  • 「分詞」って何?って人
  • 英作文の力を上げたい人
  • 英文読解をスムーズにやりたい人
目次

分詞とは何か

分詞とは文中で形容詞や副詞の役割を果たすものです。

現在分詞(-ing)と過去分詞(-edなど)の2種類があります。

現在分詞は現在進行形(be動詞+ -ing)、過去分詞は受動態(受け身)でbe動詞+過去分詞の形のイメージがあると思います。

ですが、今回扱うのは、それ以外の用法です。

さて、見ていきましょう!

分詞の用法

現在分詞

現在分詞とは、-ingの形で形容詞・副詞の役割をするものです。

以下の例を見てみましょう。

a cute dog(かわいい犬)cuteは形容詞

a running dog(走っている犬)runningは現在分詞で形容詞の役割をしています。

過去分詞

過去分詞とは、-edの形等で形容詞・副詞の役割をするものです。

以下の例を見てみましょう。

a clean window(きれいな窓)cleanは形容詞

a broken window(壊された窓)brokenは過去分詞で形容詞の役割をしています。

形容詞と同じように使えるんだよ!

前置修飾と後置修飾

上記で見た例は、名詞の前に置いて、名詞を修飾する(=形容詞の働き)ものです。

これを、「前置修飾」といいます。

では、次の例を見ていましょう。

① a running dog(走っている犬)

② a dog running in the park(公園で走っている犬)

①は上記で見たように前から修飾する前置修飾ですが、②は後ろから修飾するパターンで、「後置修飾」といいます。

英語学習者

え?ちょっとよくわからないんですけど…

日本語は、◯◯な名詞と前置修飾なのでイメージはしやすいのではないでしょうか。

しかし、名詞◯◯な という修飾のパターンはないのでイメージが難しいですよね。

ここで覚えてほしいルールがあります!

前置修飾と後置修飾のルール

分詞が1語なら前から修飾する(前置修飾

例:a <running> dog(走っている犬)

例:a <broken> window(壊された窓)

分詞が2語以上なら後ろから修飾する(後置修飾

例:a dog <running in the park>(公園で走っている犬)

例:a window <broken by the man>(その男性によって壊された窓)

現在分詞も過去分詞も修飾のルールは同じように考えればOK!

まずはこれだけ覚えればOKだよ!

ちょっと練習してみましょう

次の語句を分詞を使って表してみましょう!

  1. ベッドで寝ている赤ちゃん
  2. 泳いでいる魚
  3. 日本で作られた製品
  4. 調理をしている女性
  5. 中古車

補語になる分詞

分詞は形容詞と同じように補語としても使えます。

例文を見ていましょう!

例:She kept quiet.(彼女は黙っていた。)SVCの補語(=C)の箇所にquietがあります。

例:She kept waiting for a letter.(彼女は手紙を待っていた。)SVCの補語(=C)の箇所に現在分詞waitingがあります。

他にも過去分詞のパターンは、

I heard my name called.(私は自分の名前が呼ばれるのが聞こえた。)

SVOCの補語(=C)の箇所に過去分詞calledがありますね。

分詞構文

今までは、形容詞として働く分詞をみてきましたが、次に紹介するのが、副詞として働く分詞です。

副詞として使われる分詞は分詞構文と呼ばれます。

英語学習者

参考書に書いてあったけどよくわかんないんだよね…

分詞構文の考え方は、
「文長くない?」
「接続詞めんどくない?」
「分詞にして繋げちゃお!」
って感じだよ!

分詞構文は以下の3ステップで完璧です!

分詞構文の作り方
  1. 接続詞を消す(残る場合もある)
  2. 主節と従属節の主語が同じ場合、従属節の主語を消す(異なるなら残す)
  3. 従属節の動詞を-ingの形にする(being -ingやbeing 過去分詞の場合はbeingを消す)

実際に例文を使っていきましょう。

When she saw me, she ran away.(私を見ると彼女は逃げていった。)

  1. When she saw me, she ran away.
  2. When she saw me, she ran away.
  3. When she seeing me, she ran away.

完成文:Seeing me, she ran away.

意外と簡単でしょ?

もう1パターンみてみましょう!

Since it was Sunday, the shop was closed.(日曜日だったので、店は閉まっていた。)

  1. Since it was Sunday, the shop was closed.
  2. Since it was Sunday, the shop was closed.
  3. Since it being Sunday, the shop was closed.

完成文:It being Sunday, the shop was closed.

このように、主語が残るパターンの分詞構文を独立分詞構文といいます。

英語学習者

でも分詞構文で接続詞消えちゃったら訳すときに困るんじゃないの?

大丈夫!
以下の6パターンになるから!

~とき
理由~だから
結果~して
付帯状況しながら
条件もし~すれば
譲歩~だが

当てはめて自然な訳になるものを選べばOKです!

分詞の重要表現

第1文型+分詞句

これも分詞構文ですが、Mにあたる部分に分詞がくるパターンです。

例:A black dog came running toward me.

(黒い犬が私の方へ走ってきた。)

a black dog=S

came=V

running toward me=M

接続詞+分詞句

意味を分かりやすくするために接続詞がまた入ってくるパターンです。

例:If taken regularly, this medicine will work.

(規則正しく飲めば、この薬は効いてくるでしょう。)

慣用的な分詞構文

compared to……と比べると
weather permitting天気が許せば/天気が良ければ
considering……を考慮すれば
judging from[/by]……から判断すると
-ly speaking[副詞]に言うと
depending on……次第で

これらの分詞構文は慣用的に使われるものです!

丸暗記してすぐに使えるようにしておくと便利ですね!

まとめ

さて、今回は分詞についてみてきました。

分詞の理解は深まりましたか?

分詞構文などは自分で英作文を作ってみるのもいい練習になるので、是非やってみてくださいね!

著者紹介

この記事を書いた人
  • アメリカ留学経験者🇺🇸
  • 名古屋大学大学院修了
  • 現役英語講師

X:@Atsushi_Eng29

Instagram:@atsushi_english29

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