英語学習者英語を話せるようになりたいけど、何からやっていいのかわかんないんだよね。
正直中学校の内容も怪しいかも…



じゃあ、まずは中学英語からやろう!
「中学の英語って、習ったはずだけど…なんだかモヤモヤ残っている」
そう感じたことはありませんか?
社会人になってから「仕事で英語が必要になった」「英会話を始めたい」「子どもの勉強をサポートしたい」と思ったとき、中学レベルの英文法があいまいなことに気づく人は多いです。
でも安心してください。英語をもう一度やり直すなら、中学英語から整理し直すことが最短ルートです。
そして最近は「大人のやり直し英語」に特化した参考書も数多く出版されています。
学び直しのメリット
- 英文法・構文の“土台”が固まり、応用力がぐっと伸びる。
- 英会話・TOEIC・英検などの上級学習へのつながりがスムーズになる。
- 「わからない」が減って学習のストレスが軽くなる。
- 自信を取り戻し、英語が「楽しい」と感じられるようになる。
特におすすめなのが、『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版』(学研)。
中学生時代に苦手だった文法を、イラスト付きでていねいに解説してくれるロングセラーです。
ページごとに小テストがあるので、短時間でもコツコツ進められます。
学び直しを始める前に押さえたい3つのポイント
①「理解」より「使える」に変える
文法や単語を理解して終わりにせず、「自分の口で言える・書ける」までを目指しましょう。
たとえば文法書で学んだあとに、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』(ベレ出版)を使って「知っている」を「使える」に変えると効果的です。
② 「義務学習」だった過去を捨てる
昔の“やらされる英語”ではなく、今は「自分のための英語」。
「楽しみながら理解を深める」意識が大切です。
漫画形式で学べる『マンガでわかる中学英語 中1〜3』(Gakken)なども、軽い気持ちで再スタートするのにぴったりです。
③ 小さな成功体験を積む
いきなり長時間勉強しようとせず、1日10分でも続けることが大切。
アプリ『Duolingo』で“英語に触れる習慣”を作るのもおすすめです。
中学英語 “絶対に押さえておきたい”6テーマ
1.文の骨格 ― 5文型を理解しよう
文の基本構造をつかむには、「5文型」の理解が必須です。
第1文型(S+V):「He runs.」
第2文型(S+V+C):「She is happy.」
第3文型(S+V+O):「I like cats.」
第4文型(S+V+O+O):「She gave me a present.」
第5文型(S+V+O+C):「They call me John.」
5文型を体系的に整理したい人には、『改訂版 英語が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)がおすすめです。図解で文の仕組みを「見える化」してくれます。
2.時制・助動詞・受動態 ― 英語らしさの核心
英語らしい思考を身につけるには、時制と助動詞の理解が欠かせません。
例えば「I will go.」「I went.」「I have gone.」の違いが瞬時に分かると、会話力も飛躍的に伸びます。
学び直し用に人気なのが、『一億人の英文法』(ナガセ)。
中学〜高校レベルをわかりやすくつなぐ“超定番”で、「なぜこの時制になるのか」が感覚でつかめます。
3.関係代名詞・関係副詞 ― 文をつなぐ力
長い文章が読めない・書けない原因の多くはここにあります。
「This is the book that I bought.」のように、文と文をつなげる働きを整理して理解することが大切です。
おすすめ書籍は、『英文法のトリセツ じっくり基礎編』(Gakken)。
関係代名詞の“もやもや”が図と会話でスッキリ整理されます。
4.比較表現・最上級 ― “より”“一番”を自在に使う
「He is taller than me.」「She is the most popular student.」など、日常的に使う比較表現。
中学英語では理解したつもりでも、正確に使える人は意外と少ないです。
復習には、『スキマ時間にサクッと復習!中学英語学び直しドリル』(ナツメ社)。
文法テーマごとに小テスト形式で練習でき、書き込み式なので手を動かしながら定着できます。
5.接続詞・前置詞・副詞 ― 文を自然に流す
and, but, because, in, at, by … など、地味に見えて英語運用力を大きく左右する部分です。
「I like apples because they are sweet.」のように、文と文を自然につなぐ練習を重ねましょう。
わかりやすく整理するなら、『一億人の英文法』を参照すると、感覚的に理解できます。
または、『イメージで比べてわかる 前置詞使い分けBOOK』(ベレ出版)がおすすめです。
6.単語・熟語 ― “使える語彙”を増やす
文法が分かっても、語彙が足りないと英語は伸びません。
おすすめは、『高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800』(旺文社)。
重要な単語からまとめられているので、分かりやすいです。
さらに「文で覚える」タイプが好みなら、『DUO 3.0』(ICP)もおすすめ。
中学英語レベルの文法知識があれば理解できる構成で、例文暗唱にも最適です。
学び直しのステップ
ステップ1:自分の弱点を確認
『中学英語をひとつひとつわかりやすく。』をパラパラめくりながら、理解度をチェックしてみましょう。
苦手な項目に★をつけ、そこから重点的に始めるのがおすすめです。
ステップ2:教材を1冊に絞る
複数の本を併用すると混乱しやすいので、最初は「解説書1冊+問題集1冊」に絞りましょう。
例:
- 理解用:『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』
- 実践用:『スキマ時間にサクッと復習!中学英語学び直しドリル』
ステップ3:音読・瞬間英作文で“口に出す”
音声付き教材を使って声に出すと、文のリズムが体に染み込みます。
『瞬間英作文トレーニング』シリーズはその点で非常に優秀。
通勤中の10分でも続けられます。
ステップ4:1日10分×3の「英語習慣」
- 朝:単語アプリで5分
- 昼:例文を音読5分
- 夜:文法ドリル5分
短時間でも、積み重ねれば確実に力になります。
ステップ5:月に1度の“まとめテスト”
『中学英文法 パターンドリル 中学全範囲』などを使って、
月末に「どこが理解できたか」「まだ曖昧か」をチェック。
復習サイクルを回すことで、学習が定着します。
よくあるつまづきと対策
| つまづき | 対策 |
|---|---|
| 文法を理解したつもりで止まる | 『瞬間英作文トレーニング』で口に出す練習をする |
| 単語が覚えられない | 『高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800』を音読 |
| 教材が多すぎて迷う | 「理解書+練習書」2冊に絞る |
| 継続できない | 『スタディプラス』などの学習記録アプリで可視化 |
学び直し後に目指すステージ
中学英語を自信を持って使えるようになると、
- 英検3級~準2級の勉強がスムーズに
- 海外ドラマの簡単なセリフが聞き取れる
- 英語日記やSNS投稿で「伝わる英語」が書ける
次のステップとして、『おとなの基礎英語』(NHK出版)などに進むのもおすすめです。
まとめ ― 「やり直す勇気」こそ最大の一歩
英語学習に“遅すぎる”ことはありません。
中学英語をもう一度学び直すことで、
英語の基礎体力がつき、どんな学習にも対応できるようになります。
今日ご紹介した本のどれか1冊でも手に取って、まずは「今日1ページだけ」進めてみてください。
その1ページが、未来のあなたの英語力を大きく変える第一歩になります。








